紅ズワイガニ
紅ズワイガニとは?
紅ズワイガニは、名前にズワイガニが入っているので、産地による呼び方だけが違うズワイガニと思いがちですが、別の種類のカニです。
同じクモガニ科に属していますが、種類が違います。
生の時から綺麗な紅色をしており、ゆでるとさらに赤みが増します。
見た目はズワイガニと似ていますが、赤みが強いことと甲羅の一番幅が広い部分に1本のトゲがあるのでわかります。
十分おいしいのですが、水分がやや多く、身入りが若干少なめです。
ただ、鮮度が良い状態で、なおかつゆでたてを食べると、味が格段に良いので、地元の人には安くておいしいカニとして、人気があります。
紅ズワイガニの産地は?
紅ズワイガニは、日本海や北朝鮮、ロシアなどで水揚げされています。
日本では、日本海全域と東北地方の太平洋岸沖に分布しており、水深30m以深の泥の海底に住んでいます。
兵庫県の香住漁港では、たくさんの紅ズワイガニが水揚げされており、紅ズワイガニの中でも上質のものが水揚げされています。
香住漁港で水揚げされた紅ズワイガニの中でも、基準をクリアした上質の紅ズワイガニを特に、香住ガニと呼ばれ、白いタグがつけられています。
ベニズワイガニの美味しい食べ方
紅ズワイガニは、ゆでたてを食べるのが最もおいしいですが、鮮度に左右されるため、地元以外で食べる場合は、お味噌汁や鍋物で食べるのが美味しい食べ方です。
鮮度が良いものは、刺身でも食べることができ、身が少なめですが、甘みが非常に強いので、美味しく食べることができます。
紅ズワイガニは、缶詰の材料としてもよく使われます。